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使命を託された存在として
全国社会保険労務士会連合会
会長 若林 正清 |
謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
昨年を振り返りますと、我が国を取り巻く環境は、政府の「新しい資本主義」の実現に向けた取組によって、2年続けて5%を上回る賃上げが実現するなど、持続的な経済成長への兆しが見えてきていると感じているところです。一方で少子高齢化、DXや生成AIの進展などの影響により、国民一人ひとりにとっても職場環境における働き方や価値観の在り方に、大きな変革が求められる時代を迎えております。
私ども全国社会保険労務士会連合会におきましては、昨年は長年取り組んで参まいりました第9次社労士法改正が成立いたしました。社労士の使命に関する規定の新設、労務監査に関する業務の明記、社労士による裁判所への出頭及び陳述に関する規定の整備、名称の使用制限に係る類似名称の例示の明記の4項目について改正が行われました。特に、第1条が目的規定から使命規定となったことにより、我々社労士は「制度として存在」するのではなく「使命を託された存在」として、これまで以上に重い職責を担うこととなったと実感しております。
我々、社労士は、労働・社会保険及び人事労務管理の専門家として、これらの変化に迅速かつ的確に対応し、いきいきと働くことができる職場環境の実現に応えていくという使命を果たして参ります。
労務監査につきましては、これまでも我々社労士の重要な業務の一つとして実施して参りましたが、改めて条文に明記されたことにより、今後は我々の中核業務として、内部・外部のそれぞれの面からの労務監査を通じて、企業の信頼性向上、労働者の権利保護、安心・安全な職場環境の構築等を支援して参ります。
新しい一年が、皆様にとって実り多き年となりますよう心よりお祈り申し上げますとともに、変革の時代を乗り越え、共に歩みを進めるため、引き続きのご支援とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。